導入事例(海洋オフショアプラットフォーム) スタトイルハイドロ社の海洋プラットフォームでのウェルヘッド、熱交換機モニタリングをスマートワイヤレスソリューションにより改善2008年2月25日 エマソンのワイヤレス自己組織型ネットワーク技術は、プラントのフィールドレベルでの活用に適したワイヤレス技術であり、実地作業が難しい現場でも、遠隔監視とプロセス制御が可能になります。エマソンでは、今回のグレーンプラットフォームがヨーロッパ初の海洋プラットフォーム上で構築されたワイヤレスネットワーク設備であると考えています。 スタトイルハイドロ社でグレーン事業の計装部門のリードを務めるGeir Leon Vadheim氏は、次のように述べております。「われわれは、この新しい技術が海洋プラットフォームの厳しい環境で確実に動作するのか心配していました。加えて、ワイヤレスゲートウェイによって収集されたデータを他社製のシステムに統合することも課題でした。しかし、実際の統合は簡単であり、スマートワイヤレス伝送器の性能はわれわれの期待をはるかに上回るものでした」 ウェルヘッド周辺は金属製のパイプや通路が密に交差し、他にも金属製の障害物が存在します。このように厳しい環境でありながら、各伝送器の電源を入れると、機器はゲートウェイを見つけ出し、ネットワークが確立されました。新しい機器を追加するたび、機器はすばやく簡単にネットワークに加わります。これまでの運用期間をとおして、優れた信号強度と安定性が示されています。 ワイヤレスネットワークを使用することによって圧力の継続的な監視が可能になり、毎日坑口に出向いて手作業で計測器の数値を記録する必要もなくなります。また、継続的に監視することによって、数値の異常を早期に発見することができ、不具合が深刻な問題に発展する前に対処することができるようになりました。 プラットフォームでは、22台のローズマウント製ワイヤレス圧力伝送器が既存のゲージ式に置き換えられて配備されています。ウェルヘッドには10台の伝送器が導入されており、これによって環状部の圧力を測定します。さらに12台の伝送器が、熱交換機の入口圧力と圧力低下を監視しています。各伝送器は、制御室のオペレータコンソールにデータを伝送します。またワイヤレス伝送器への交換時には、ねじ接続でそのまま取り付けられるゲージアダプタがあるため、設置が短時間で簡単に済みました。ワイヤレスゲートウェイはプラットフォーム片側のプロセス領域の外部に、坑口周辺を見渡せる高さで設置されました。 Geir Leon Vadheim氏は次のように述べております。「このような厳しい環境ですばらしい性能を発揮してくれるエマソンのスマートワイヤレスネットワークに満足しています。短期間の研修プログラムが終わり、当社の計装エンジニアは、必要に応じてワイヤレスネットワークを自分たちで拡張できると自信を深めています。従来の有線式のユニットでは設置に2日かかるところが、スマートワイヤレスでは2時間程度で済みます」
エマソンのスマートワイヤレスソリューションは、スタトイルハイドロがノルウェー海で運用しているグレーンプラットフォームで採用され、優れた成果を収めました。
プラットフォームの熱交換機の圧力低下を監視する目的でローズマウント製スマートワイヤレス圧力伝送器が使用されています。
伝送器は、グレーンプラットフォームの金属パイプが交差する坑口周辺でも高い信頼性を発揮することが実証されました。 |
||||||