
■お客様
東南アジアの石油ターミナル
■課題
この石油貯蔵ターミナルでは、石油貯蔵タンクの製品在槽量の測定精度に問題がありました。正確な在槽管理のためには精度の高いタンク液面測定が必要ですが、他社の計器では実現できませんでした。
問題の原因
レーダ式レベル計の設置に使用されるノズルが、タンクの壁面に近すぎたことが原因でした。さらに、タンクのはしごがノズルの真下に位置し、レーダ式レベル計がタンクの液面レベルと誤認してしまう問題も発生しました。また、他社製アンテナにコンデンセートが付着し、液面レベルの測定値が不正確になる問題に直面していました。
ビジネスへの影響
タンクの液面レベルの不正確な測定によって、タンクがオーバーフローを起こす危険が増加するなど、深刻な影響があります。そのため、作業員が頻繁に現場に足を運んでアンテナに付着したコンデンセートを除去し、タンクの液面レベルを確認しなければならず、運転コストが増加しました。
■ソリューション
エマソンの解決方法
パラボラアンテナ付きタンクゲージのローズマウント製タンクレーダREX(RTG3930)を、タンク中央に対して1.5度の角度で設置し、はしごにかからないようにしました。アンテナは角度を調節できるため、はしごによる物理的な障害を回避することができました。以前と同じノズルに複数の測定スポットを持つ温度センサーを設置しました。コンデンセートが付着しにくい形状のパラボラアンテナにより、液面レベル測定の性能と精度が向上しました。同石油貯蔵タンクでは正確かつ信頼性の高いタンクゲージの液面レベルの測定が可能になりました。
結果
• 原油の在槽管理を改善
• 運転と保守のコストを削減
• 安全面のリスクを軽減
ローズマウント製のレーダ式タンクゲージを導入したことによって、お客様は多くのメリットを実現することができました。レーダ式タンクゲージによる正確な液面レベル測定と温度測定が可能になり、この貯蔵タンクから石油を移し替える際の、在槽量予測の信頼性が向上しました。また、手作業で液面レベルをチェックする必要がなくなったため、運転と保守のコストも削減できました。加えて、タンクの液面レベルを常に動作限界以内に収めることができるようになったため、安全上のリスクが軽減されました。
■日本のタンクゲージの状況とその改善
従来の製品では、その受信システムとゲージが同一メーカでなければ接続できないという制約がありました。その結果、日本におけるタンクゲージは、その多くがサーボゲージ、フロートゲージによって占められている状況です。
弊社レーダ式タンクゲージは、エミュレーション機能を搭載しており、既存のシステムにそのまま、接続が可能となっております。
受信機更新といった、大規模改修を必要とせず、ゲージのみをサーボゲージ、フロートゲージから、レーダに変更するだけで、既存の受信システムは一切変更する事なく、タンクゲージのアップグレードを可能としております。
これにより、特に保守が困難な、アスファルト、サルファ、或いは高精度を要求される保税原油タンクなど、幅広い分野にレーダ式タンクゲージが適用可能となっております。
お客様のご要望により、サンプル提供による試験装備にもお応えいたしますので、是非、ローズマウント製タンクレーダREXをご検討ください。
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