トリプル・オフセット・バルブの仕組み
トリプルオフセット設計
Vanessa シリーズ 30,000 バルブは、グローブバルブと同じ「Cone-to-Cone」原理を用いていますが、シーリングは 90° 回転によって実現しています。 TOV が使用するシーリングシステムは、固定シートと回転シーリング面(共通形状は傾いた円錐断面)から構成されます。 コーン同士が重なると、閉位置に達してシーリングが行われます。 このような「90 回転グローブ」コンセプトは、摺動を完全に排除する 3 つの「オフセット」を使用して実現します。 基本、極低温、高温のあらゆる構成において、トリプルオフセット設計と柔軟な金属シールリングを巧妙に組み合わせることで、最適化されたシーティング角度と回転特性が優れた気密性を確保します。
オフセット 1
シール位置の背面にシャフトを配置しています。このオフセットにより、シートが連続した線状の構造となります。
オフセット 2
配管/バルブの中心線から片側にシャフトを配置し、90° 開位置でシートからシールをずらすことができるようにしています。
オフセット 3
シートとシールコーンの中心線は、パイプ/バルブの中心線に対して傾いています。 この 3 番目のオフセットによって、摩擦が完全に取り除かれます。
トリプル・オフセット・バルブの構成
バルブ構造
シリーズ 30,000 は、極端な温度条件でも双方向でゼロリークを実現できる頑丈なバルブです。 全体の構成が 難燃性の金属なので、温度変化の影響を受けず、極端な使用温度(-60 °C~450 °C/-76 °F~+842 °F)からパッキンを守るロングボンネットが完全に統合されています。
さらに、 フランジザグリ加工 により、フランジのボルト止めのナットとワッシャの平面性が保証され、フランジ接合部の信頼性と安全性が増しており、長期にわたり気密性を保持し、締め直しの必要がありません。
シーリング部品
シーリングに選ばれた材質は、精密機械加工されており、バルブの寿命延長に大きく貢献しています。 すべての Vanessa シリーズ 30,000 バルブの基本構造は、 Stellite® グレード 21 溶接盛 により滑らかに研削されたシートを特徴としており、摩耗、すり減り、浸食、腐食に強い耐性があります。
Vanessa シールリングは、シーリングを施す上で必要になる重要な柔軟部品で、 二相系積層加工 (最小限)が施されているか、または一体成形部品として製造されます。 シールリングは、セルフセンタリング機能および基準ピンをすべてに装備しているため組み立てがシンプルで、交換が容易です。 また、ダイナミックな渦巻き型ガスケットにより、開閉時にシールリングが適度に拡張/収縮できるようになっています。
Stellite® は Deloro の登録商標名です
トリプル・オフセット・バルブの用途
トリプル・オフセット・バルブの動画


