超音波不織布加工について

超音波溶着は、生活の様々な場面にある製品に使われています。その中で、今回ご紹介させて頂きたいテーマが「不織布加工」です。

●不織布は何に使われている？？？

「不織布」と聞いた時に、少しイメージが湧きづらいかもしれませんが、マスク、おむつ、フィルタ(ろ過、空気清浄、防塵)、ティーバッグ他様々な用途で使われており、現在の我々の暮らしに欠かせないモノになります。

不織布の原材料は、ポリプロピレン繊維、ポリエステル繊維など、プラスチックの為、超音波溶着と相性が良く、不織布の加工の手法として広く使われています。

●超音波溶着の特徴

不織布加工において超音波溶着の特徴は

◆超音波振動が加えられた箇所のみ溶着される為、風合い(手触り)が良い

◆高速加工に対応可能

◆消耗品の費用を抑える事が可能

◆プラスチックを溶かす効率が良く、環境にやさしい(電気代の節約)

◆ランニングコストが削減可能

と、他工法(接着剤や熱シール)と比べて優れた点が多くあります。

●超音波加工の仕組み

不織布を連続して溶着する場合は、原反ロールから送られてくる不織布を回転するアンビルロールと超音波ホーンの間を通す事 で溶着します。固定したホーンが縦方向に振動し溶着する事や、ホーン自身も回転式にして溶着する事も可能です。

Bransonの超音波溶着機では、不織布の溶着、Cut＆Seal、エンボス加工等を行うことが出来ます。

お客様のご要望に合わせ、最適な溶着方法をご提案させて頂きます。

また、実験設備を完備しておりますので、お問合せ、実験依頼等、お気軽にお申し付け下さい。

こちらのお問い合わせフォームから是非お問い合せ下さい。

※不織布とフィルムの溶着も可能です。

テキスタイル向け超音波溶着  固定タイプ

テキスタイル向け超音波溶着  ロータリータイプ

●主なアプリケーション

超音波不織布加工のムービー