製紙工場のヘッドボックスの pH 測定
製紙プロセスにおける pH レベルを正確に管理
pH センサの洗浄と交換の削減
原料パルプの pH は
製紙に適した pH より高いのが一般的です。ミョウバンや硫酸をリサイクルされた白水の供給側またはファンポンプの上流側のストックに追加すると、pH を最適なレベルまで下げることができます。これによって pH レベルが下がると、紙シートへの繊維の結合が促進されます。パルプには浮遊固形物が大量に存在し、センサに目詰まりや汚れが発生しやすいため、製紙工場のヘッドボックスの pH 測定は困難が伴います。こういった用途向けの pH センサは多くの場合、頻繁な洗浄と交換を要します。Rosemount™ 396P pH/ORP センサは特に、製紙など固体浮遊物が多く発生する固体用途向けに設計されました。Rosemount 396P pH センサの基準接点は、表面積が大きく孔径サイズが小さいことにより、コーティングに対する耐性が高いため、通常発生する頻繁なセンサの洗浄と交換に関連する保守費用およびダウンタイムを大幅に削減します。
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製品ソリューション
統合ケーブル付き Rosemount 396P pH センサ/ORP センサは、石灰スラリー、汚水処理、 抄紙機ヘッドボックス、色素／染料などの浮遊固体が大量に含まれる過酷な環境や汚染、摩耗を伴うアプリケーションでの寿命が改善するように特別設計されています。この pH/ORP センサには、コーティング耐性の TUpH 大面積基準接合部と耐薬品性を最大限にする頑丈なポリプロピレン製のボディー構造という特徴があります。
- センサがコーティングされていても一定した pH 信号を得られる TUpH 基準技術により、pH/ORP センサのメンテナンスを最小限に抑えます。
- リファレンスポイズニングおよび耐性ガラスの破損を妨げるらせん状のリファレンスパスウェイにより、pH センサ / ORP センサの寿命を最大限に延ばせます。
- SMART 対応 pH 測定
測定範囲
pH センサ：0~14 ORP センサ：-1500~1500 mV
動作圧力
ヘミバルブ：0~150 psig (0~10.34 barg) フラットバルブ：0~100 psig (0~6.89 barg)
動作温度
32 - 212 °F (0 - 100 °C)
Rosemount 56 デュアル入力分析計は、pH/ORP センサ、イオン選択電極（ISE）センサ、流量、電流、導電率（接触およびトロイダル）センサ、濁度センサ、溶存酸素センサ、塩素センサ、オゾンセンサからの入力を受け入れることができる、有線電力供給デバイスです。
