エマソン、コストパフォーマンス改善のため、コンポーネントレベルでの保護機能搭載の新型モータスタータを導入

PlexPower™ の設計は従来の鋳造モータスタータに比べ迅速に設置でき、メンテンス、操作容易にし、維持費用を 73% 抑えることができました

​米国イリノイ州ローズモント（2018年8月9日） – エマソンが本日、同社の新型  ソリューションの形で、従来の鋳造ボルト固定モータスタータに比べて対費用効果が高く、設置が容易で、しかも操作が簡単な新製品を導入しました。

製油所や化学薬品プラントなど危険で湿度が高い、あるいは腐食性が高い場所向けに設計された Appleton PlexPower モータスタータでは、常時購入可能なコンポーネントの利便性と節約を組み合わせた電気装置の保護機能が提供されます。

Appleton PlexPower モータスタータは、従来の鋳造製ボルト固定型モータスタータの維持費と比較して、最高 73% の節約を実現します。 重量のある鋳造アルミニウムの代わりに軽量の 316L ステンレス鋼で製造されているので、PlexPower モータスタータの設置は、少ない人員と作業時間ですみます。  さらに、従来の鋳造ボルト固定モータスタータと異なり、電線管シールやケーブルグランドの必要もありません。さらに、スイッチラックの取付ばかりでなく、例えばPlexPower をモータや機器に近づけて配置することにより、電気技師はケーブル配線を短くして、全体の作業と材料費を低くすることができます。 対費用効果の高い常時購入可能なブレーカで、コントラクタ、モータスタータを使用するモジュールデザイン構造の採用で、複数のサプライヤから交換品をいつでも利用できる状態にできるので、迅速なコミッショニング（性能検証）が確実になります。

「Appleton PlexPower では、危険場所で作業を行う電気技師が必要とする安心感が与えられるばかりでなく、時間と費用が節約されるという特許取得のデザインの採用によって、電気関係の専門家に対するエマソンの変わることがないコミットメントが果たされています」とエマソン・オートメーション・ソリューションズの副社長 Tim Graff は語ります。「なぜなら、設置、操作、更新、保守がこれまで以上に簡単であるからです。これは従来の鋳造製モータスタータを完全に代替できるものです」。

Appleton PlexPower モータスタータでは、幅狭の設置面積と柔軟性に富んだモジュール設計の採用による設置の柔軟性により、迅速な設置が可能です。仕様をすべて満たしながら、複雑な制御室での設置場所の要件を満たすよう、単一または複数のモータスタータのデザインで構成することができます。さらに、施設の全体の様々な場所に独立して設置が可能なため、貴重なスペースとケーブル配線の費用を節約しながら利便性をあげることができます。

筐体へアクセスできることは、ユーザが危険な区域にモータスタータを設置、操作、保守する際の最大の課題です。 従来型の内部コンポーネントの場合は、70本のボルトを緩め、作業後にもう一度締め直す必要があります。これは、生産停止時間の延長につながり、同時にアーク放電事故のリスクが増大する可能性があります。更に不適切なトルク締めやボルトの紛失により危険な状態となり、事故や安全性のリスクを生じる可能性もあります。これらの解決し、危険性のある状況に対処するために、PlexPower では作業が一層簡単で、複数のボルトを緩めるのではなく、いくつかの4分の1回転式ラッチで素早く開閉ができるように設計されています。 筐体の開閉に必要なのは標準工具のみです。このことは、生産ラインを短時間で正常に稼働させることができ、高い利益率をもたらすことを意味しています。

Appleton PlexPower スタータモータのモジュール設計により、アプリケーション近くに設置する際、事故の危険性の高い場所へ作業員が晒されることが制限され、安全性が改善されています。 コンポーネントレベル保護とは、すべての構成要素がそれ自体のファイアパス付きモジュールを備えていることを意味します。 結果として現場作業での事故を抑制し、ファイパスの損傷のリスクをなくすと共に、エンドユーザにとっての柔軟性と利便性が大きくなります。 

Appleton PlexPower モータスタータは、 最高 NEMA 1 サイズまでのスタータで使用可能で、クラス I、ディビジョン2 または クラス I、ゾーン 1 およびタイプ 4X のアプリケーション用のNEC および CEC 認証を取得しています。

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