Rosemount™ 3308 ウェーブガイドレーダ・ワイヤレスレベル伝送器は、管理輸送アプリケーションをサポートするため機能が強化され、API 18.2 規格に準拠しています。 高解像度画像
高性能バージョンのローズマウント 3308 ワイヤレスレベル伝送器で、ハッチを開けることなく検証可能な強化された精度を提供するため、安全性が向上します。
米国ミネソタ州シャコピー(2019年2月25日) - エマソンは本日、Rosemount™3308 ウェーブガイドレーダ・ワイヤレスレベル伝送器の高性能バージョンを発表しました。これは、API 18.2 規格に準拠する初の独立型ワイヤレスレーダーレベル計で、小型リースタンクからの原油の管理輸送に関するガイダンスを提供します。 エマソンの Plantweb™ デジタルエコシステムの変革技術、ソフトウェア、およびサービスのポートフォリオの一部である伝送器は、タンクのハッチを開けずに検証可能な精度の向上を実現し、それによって安全性を高めました。
「API 18.2 規格では、管理輸送中の不確実度が高いと財務上の甚大な影響を与えるおそれがあるため、レベル計装について厳格な精度要求を定めています。」と、エマソンの計測および分析ビジネスの製品管理を統括する Christoffer Widahl 氏は述べます。 「これらのアプリケーションでは計測の精度が不可欠であり、Rosemount 3308 の強化された機能は不確かさを低減し、API 18.2 に準拠に必要な高い精度を提供します。」
アップグレードされたマイクロ波モジュールは、Rosemount 3308 の困難なプロセス条件に対する耐久性を向上し、より高感度で再現性の高い計測と精度を実現することができます。API 18.2では、レベル伝送器が 3mm (1/8 インチ) の解像度と 4.7 mm (3/16 インチ) の計測精度で動作するよう要求しています。これは、Rosemount 3308 が高性能モードで設定されたときに達成されます。これにより、API 18.2 に準拠するのに必要な 6.3ｍｍｍ (1/4 インチ) の取付け精度を達成できます。 標準モードでは、機器精度は 5mm (1/5 インチ) に向上しました。
Rosemount VeriCase モバイル検証ツールを使用すると、わずか数分で正確さを簡単に検証できます。簡単な手順により、タンクのハッチの開閉や製品の移動の必要がありません。ハッチを開くと高濃度の炭化水素ガスと蒸気が放出され、作業者にとって危険な状態になる可能性があるため、ハッチ操作がなくなることは安全性の向上にとって重要です。
取引用計量アプリケーションに必要な精度に加えRosemount 3308 は製油所、油田、洋上プラットフォームおよび化学プラントにおける連続レベルおよび界面監視アプリケーションで信頼性を確保し、それらが施設全体にわたって費用対効果の高い標準ソリューションを提供します。Rosemount 3308 は、密度、導電率、温度、圧力などのプロセス条件の変化による影響をほとんど受けず、可動部品がないため、校正が不要でメンテナンスが最小限に抑えられるトップマウント型デバイスです。幅多彩なプロセス接続、プローブスタイル、およびアクセサリにより、アプリケーションの柔軟性が保証されます。
界面用のアプリケーションで、高精度な Rosemount 3308 は、1種類の液体しかないはずの場所に境界面が検出された場合に早期警告を発することで、製品の分離を維持するのに役立ちます。不確実性を減らし、製品の品質を最適化することで、エンドユーザーは大幅な節約が可能になります。
ワイヤレス技術はレベル計測アプリケーションの設置と設定にかかる時間を大幅に短縮し、通常は有線ソリューションと比較して少なくとも 30％ の費用を削減できます。Rosemount 3308 は 1 時間足らずで設置および操作することが可能で、ワイヤレスゲートウェイを介して制御システムまたはデータヒストリアンに確実にデータを送信します。 ステータスと機器の診断は、制御室から簡単にアクセスでき、不要な現場作業をなくすことでメンテナンス要件を軽減し、作業員の安全性を高めます。
詳細については、Emerson.com/Rosemount を参照してください。
