Covestro、稼働時間と操業改善のために Emerson の産業用 IoT（IIoT）ソリューションを選択

リモートによる監視と予知保全のための SaaS（サービスとしてのソフトウェア）を提供する Emerson

米国テキサス州オースチン（2018年1月29日）– ポリマーの世界最大手企業の一社である Covestro は、産業用向けのモノのインターネット（IoT）テクノロジを提供する Emerson (NYSE: EMR) を選びました。Emersonは、化学製品メーカである Covestro が高利用率を誇る 9 カ所のプラントでリスクと最小限にして稼働時間を改善するという目標を達成できるよう支援することになります。1,400 万ドルの 5 年間契約の一部として、Emerson はリモートによる監視と予知保全を Covestro に提供して、同社の製造施設の最適化を図り、生産、安全性、信頼性を改善します。

  Emerson のこのプログラムは、Covestro 社の総合的なデジタラゼーションプログラムの根幹を成すもので、Digital@Covestro と呼ばれ、新しい産業用向け IoT 戦略と運用手順を考慮に入れ、導入して、パフォーマンスの改善を実現すると共に、指定された費用面での目標を満足させます。Covestro の信頼性プログラムは、Emerson のお客さまが業界上位のパフォーマンスを達成できるよう支援するために設計された Operational Certainty（運用確実性） プログラムの戦略、ソリューション、およびテクノロジを活用することになります。Emerson のデータでは、業界上位の企業様は、メンテナンスに平均的な会社の費用の半分しか使わず、年間 15 日もの生産追加可能な余裕をもって操業していることが示されています。

Emerson は、中国、米国、ドイツで操業している Covestro のプラントに設置されている 40 基に及ぶ自社の DeltaV™ 分散制御システムをリモートで監視、保全することになります。米国テキサス州オースティンを拠点とする Emerson のイノベーションセンターのリモートチームが監視を行い、ローカルの Emerson チームが各 Covestro プラントで導入するベストプラクティスを基本する保全戦略を提供します。

「Emerson と協働して、プラントの可用性についてプロアクティブな体制を敷くことことにより、当社は、常時オン状態の生産に向かって進むことが可能となり、継続して要求が厳しい市場で顧客に満足していただくことができます」と Covestro の最高技術責任者（CTO）である Klaus Schaefer は話します。

Emerson と Covestro との間の契約は、業界で台頭著しいビジネスモデルを反映しています。このモデルでは、メーカは、保全、機器の健全性、エネルギー管理プログラムを監視・実行する戦略を供給する業者のソフトウェアソリューションおよび自動化に関する深い専門知識に依存できるので、自らの注意をプラントパフォーマンスを推し進める重要な運用機能に集中することが可能になります。

「Covestro と Emerson は、業界上位の業績の達成という重点事項を共有しています」と Emerson の プロセス・システム・ソリューション事業部門会社の社長である Jamie Froedge は語ります。 「Covestro 社のグローバルな製品製造に関する専門知識と当社のリモートおよびローカルのサービス能力を結び付けることにより、打って付けの専門家の利用が、リアルタイムで可能になり、信頼性の高い運用を確実にすることができます。」

このグルーバルな信頼性プログラムは、Emerson と Govestro の間の長期にわたる戦略的な関係の結果として生まれたものです。2015 年に、両社の組織が Emerson のライフサイクルサービスを使用して 17 のシステムから成るパイロットプログラムを開始しました。このライフサイクルサービスには、高いプラント活用率と投資への明確なリターンが見込まれる Guardian™ サポートと DeltaV システム健全性監視 SaaS ソリューションが含まれていました。

Covestro は、マットレスやビルの断熱材から化粧品や携帯電話まで、現代社会のあらゆる側面で使用されているプレミアムのコーティング、接着剤、シーラント向けのポリウレタン、ポリカーボネート、原材料における世界的なリーダーです。