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pH とは何ですか?
pH は、水素イオン(H⁺)または水酸化物イオン(OH⁻)の濃度によって決定される溶液の酸性度またはアルカリ度を測定します。 インライン pH 測定で最も一般的な方法は、電位差式ガラス pH センサです。 「pH プローブ」とも呼ばれるこれらのセンサは、流体中の水素イオン濃度に比例する電圧を生成して動作します。 各 pH センサには、通常、ガラス検知電極、温度素子、基準電極の 3 つの主要コンポーネントがあります。
流体中の水素イオン濃度による違い:
ガラス電極の外側の水素イオン濃度が内側より高い場合、正の電圧が発生し、プロセスが酸性であることを示します。
ガラス電極の外側の水素イオン濃度が内側より低い場合、負の電圧が発生し、プロセスがアルカリ性であることを示します。
ガラス電極の両側で水素イオン濃度が同じ場合、電圧はゼロとなり、プロセスが中性であることを示します。
次に、検出電極と基準電極の間の電圧差を使用して、プロセス流体の pH がトランスミッタによって算出されます。
あらゆるニーズに対応した pH センサ
汎用
コーティングが問題とならない一般的な用途に最適なこれらの汎用 pH センサは、二重接合リファレンスを備えており、過酷な環境への耐性を高め、センサ寿命を延長します。 ダブルジャンクションは、アンモニア、塩素、シアン化物、硫化物などの被毒イオンから pH センサのリファレンス要素を保護します。
Rosemount 3900 汎用 pH/ORP センサ
Rosemount 3900VP 汎用 pH/ORP センサ
Rosemount 389 汎用 pH/ORP センサ
Rosemount 389VP 汎用 pH/ORP センサ
用途の種類 | 製品名 | VP | T 字管 | 水中 | 格納式 | サニタリーフランジ | 最大温度(F/C) | 最大圧力(psi/kPa) | 本体材質 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
汎用 | Rosemount™ 3900 汎用 pH/ORP センサ | ✔ | ✔ | ✔ | 212 / 100 | 100 / 790 | Ryton® | ||
汎用 | Rosemount™ 389 汎用 pH/ORP センサ | ✔ | ✔ | ✔ | 185 / 85 | 100 / 790 | Tefzel® | ||
厳しいプロセス | Rosemount™ 396/396P/396R pH センサ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | 212 / 100 | 150 / 1135 | SST、チタン、ポリプロピレン | |
厳しいプロセス | Rosemount™ 398/398R pH/ORP センサ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | 212 / 100 | 250 / 1825 | Tefzel®、チタン | |
厳しいプロセス | Rosemount™ 3300HT/3400HT/3500P 高性能 pH センサ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | 311 / 155 | 400 / 2859 | Ryton®、チタン | |
特殊プロセス | Rosemount™ 372 耐フッ酸(HF)pH センサ | ✔ | ✔ | 212 / 100 | 135 / 1035 | Ultem®、Kynar® | |||
特殊プロセス | Rosemount™ RBI pH センサ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | 248 / 120 | 150 / 1035 | Kynar®、チタン | |
特殊プロセス | Rosemount™ Hx338+ 蒸気滅菌およびオートクレーブ可能な pH センサ | ✔ | ✔ | 266 / 130 | 43 / 600 | ガラス |
Rosemount pH センサの利点
初期校正不要
Rosemount pH センサは、pH 測定で最も手間のかかる作業の一つである現場校正を不要にするのに役立ちます。 従来の校正方法では、ラボから緩衝液や洗浄液を各 pH センサの設置場所まで持ち運ぶ必要があります。 Rosemount pH センサは、工場出荷時の校正データがセンサのメモリに組み込まれており、迅速かつ容易にセットアップできます。 pH センサを Rosemount トランスミッタに接続するだけで、最新の設定が自動的にアップロードされます。
pH センサおよびトランスミッタに保存できるデータには、次のようなものがあります。
- スロープ
- 基準偏位
- ガラスインピーダンス
- リファレンスインピーダンス
- タイムスタンプ
- センサシリアル番号
- 製造日
再校正が必要な場合、Rosemount pH センサを研究所に持ち込み、安全で管理された環境で再校正を行うことができます。pH センサは、事前に校正し、必要になるまで保存することもできます。 プロセスの設置場所に再設置してトランスミッタに接続すると、pH センサの診断履歴が表示され、潜在的な問題のトラブルシューティングに役立ちます。
動画

How pH SensorsWork
How pH SensorsWork
pH Measurement Challenges in Harsh Chemical Applications
pH Measurement Challenges in High Temperature Applications
pH Measurement Challenges in Dirty Water Applications
広く使用されている pH センサ
よくある質問
pH プローブとも呼ばれる pH センサは、流体中の水素イオン濃度を測定し、その酸性度またはアルカリ度を判定します。 pH スケールは 0~14 の範囲で、pH 値が 7 の場合は中性溶液を示します。 pH7 未満の値は酸性を、pH7 を超える値はアルカリ性を示します。
pH センサは、pH 感応電極と、安定した中性電解質溶液中に配置された金属ワイヤで構成される基準電極を備えています。 基準電極は一定の基準電位を維持し、「基準接合部」と呼ばれる小さな多孔質開口部を介して、基準溶液からプロセス溶液へ少量のイオンを流すことで、pH 感応電極との電気回路を形成します。 pH 感応電極の先端には、pH に反応する特殊ガラスでできた小さな球状部があります。 この球状部にかかる電位差は、周囲のプロセス流体中の水素イオン濃度に応じて変化します。
ガラス球の外側の水素イオン濃度が内側より高い場合、正の電圧が発生し、そのプロセスが酸性であることを示します。 ガラスの外側の水素イオン濃度が内側より低い場合、負の電圧が発生し、そのプロセスがアルカリ性であることを示します。 ガラス電極の両側で水素イオン濃度が同じ場合、電位差はゼロとなり、プロセスが中性(pH7)であることを示します。
pH センサで正確な測定を行うには、2 点バッファ校正を実施するのが最も効果的です。 2 点校正では、トランスミッタがスロープとゼロオフセットの新しい値を計算します。 校正を行うには、pH センサを 1 つ目の緩衝液に浸します。 pH センサを緩衝液の温度に慣らし(緩衝液とセンサの温度差による誤差を防ぐため)、測定値が安定するまで待ちます。 トランスミッタが最初の緩衝液を認識したら、センサ先端に少量の 2 つ目の緩衝液を注ぎ、残留した緩衝液を洗い流します。 次に、センサを 2 つ目の緩衝液に浸し、同じ手順を繰り返してます。 トランスミッタが両方の緩衝液を認識すると、新しい pH センサのスロープが設定されます。
プロセス流体内の温度変化は、pH 測定の精度に影響を及ぼす可能性がありまます。 溶液の pH 値は温度に反比例してます。 溶液の温度が上昇すると、pH 値が低下し、溶液はより酸性になります。 すべての Rosemount pH センサには、温度変動を補正するための温度要素が内蔵されています。
はい、多くの pH センサは酸化還元電位(ORP)も測定可能で、レドックス電位と呼ばれることもありまます。 pH センサは水素イオンの活性に基づいて溶液の酸性度またはアルカリ性を測定しますが、ORP センサは溶液中の酸化剤および還元剤の活性に基づいて酸化還元電位を測定します。
Emerson の pH センサは、さまざまな業界で幅広く使用されています。 たとえば、石油・ガス業界では、原油の蒸留精製、テールガス処理、サワー水ストリッピングなどの工程で pH 測定が利用されています。 化学業界では、クロルアルカリプロセスや硫酸製造などの工程で pH 測定が重要な役割を果たしています。 排水処理業界では、海水の淡水化や水の浄化に pH 測定が利用されています。 さらに詳しい事例や応用例については、以下の pH センサのアプリケーションをご覧ください。
ほとんどの pH センサは使い捨てですが、Rosemount 3300/3400/3500 pH センサのように、再構築して再利用できるタイプもあります。 これらの pH センサでは、基準電解質や基準接合部を交換でき、交換後にセンサを再利用することが可能にです。 プロセスによっては、pH ガラス表面にコーティングが形成されることがありまます。 このような場合、引き込み式プローブを使用することで、再挿入前にセンサの洗浄や再校正を容易に行うことができます。
異なるアプリケーション毎に、それぞれ独自のニーズと課題があります。 エマソンは、化学、石油・ガス、廃水などのさまざまな産業で機能する pH センサを提供しています。 高温、汚れたプロセス流体、刺激の強い化学薬品、またはその他の特殊な用途で使用する pH センサが必要な場合、当社は適切な pH センサソリューションを提供しています。
pH センサはケーブルを介して液体分析トランスミッタ(液体分析器とも呼ばれます)に接続されます。 トランスミッタは pH センサからの生の電圧信号を受信し、それを変換して pH 値として表示します。
pH センサの寿命は、その用途によって異なります。 一般的な用途 (たとえば水の浄化など)では、pH センサは最大で約 2 年間使用できます。 高温環境や過酷な化学プロセス用途では、pH センサの寿命は最長で約 6 か月となる場合があります。


