Green, forested mountains spanning the horizon

社長兼 CEO Lal Karsanbhai からのメッセージ: Emerson にとって重要な年

ステークホルダー各位

今年は、Emerson が自社の再構築に着手し、グローバルオートメーションリーダーに変革した重要な年でした。有意義な変革を進めるのは容易なことではありません。この勢いは、ポートフォリオ管理、文化の近代化、優れた運営に絶え間なく取り組んでくれている我が社のチームのおかげに他なりません。

私たちの総力は、バランスのとれたリスクテイクとイノベーションを図りながら、業務の遂行と成長に同等に専念することを最優先事項とする Emerson の管理システムによって強化されています。この運営モデルは、過去 2 年間に当社が構築してきた、成長率と利益率の高い統合されたポートフォリオを発展させる上で無くてはならないものです。私たちは、このポートフォリオの推移において、大胆かつ戦略的に取り組んできましたが、ソフトウェア連携型自動テストおよび測定システムの自動化のリーダーである National Instruments(NI)を買収し、Climate Technologies との取引を終了するという最終合意を最近発表しました。環境・社会・ガバナンス(ESG)に対する取り組みによって支えられている「価値創造」の進捗状況を共有できることを嬉しく思います。詳細については本レポートの「価値創造」の項目でお伝えします。

注目に値する ESG の進展を共有するにあたり、2022 会計年度だけでなく、今回の報告書の日付までに達成された業績についても共有できることを誇りに思います。

  • 厳格なエネルギー効率の改善と再生可能エネルギーの調達を推進したことで、2018 年度のベースラインから温室効果ガス(GHG)の排出原単位において 42% 削減を達成し、予定より 6 年早くスコープ 1 および2 の GHG 排出量削減目標である 20% を超えることができました。
  • また、気候関連データの透明性のある報告に取り組んでいることを示すため、カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)に自発的に参加し、2019 年には C だった CDP スコアを 2022 年には A に改善することができました。また、気候変動に対するサプライヤー・エンゲージメントが評価された企業の上位 8%であることを示す CDP のサプライヤー・エンゲージメント・リーダーボードにも含まれています。
  • また、当社の全施設で実施しているエネルギー節約のための革新的な対策が認められ、米国環境保護庁と米国エネルギー省によって、エネルギー管理部門で2023 年度 ENERGY STAR® Partner of the Year に選ばれました。
  • ガバナンスと取締役の刷新に対する取り組みを示すため、当社の成長への取り組みの推進を支援する 2 人の新しい取締役、 Leticia Gonçalves 氏と Jim McKelvey 氏を迎えることを発表しました。
  • さらに、従業員の価値提案さあ、始めましょうに最近着手しました。2030 年までに全社の女性と米国のマイノリティの代表を 2 倍にするという目標を継続的に推進しており、2022 年には、フォーブス誌により「最も多様性に優れた企業」に選ばれました。

グローバル企業である当社は、グローバルオートメーションリーダーとしての Emerson の地位を強化するなかで、昨年は大きな進歩を遂げました。当社の人材と文化はこの進展において重要な役割を果たしています。大規模なポートフォリオアクションを発表しましたが、将来的には、概説した計画を継続的に実行し、すべてのステークホルダーのための価値創造を促進していく所存です。

大胆かつ自信を持って未来に向かって進んでいく私たちにご賛同くだりありがとうございます。

今後とも宜しくお願いいたします。
Lal Karsanbhai
社長兼最高経営責任者

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